キャリアアップの必要性とは?

大切なことは「忍耐」

仕事が嫌になったり、今働いている会社を辞めたい場合は、転職が1つの手段です。しかし転職するだけでは意味がありません。職場や一緒に働く人が変わって働きやすくなっても、再び転職したいと思う時期がやってきます。それはなぜでしょうか。

例えば、通販サイトのカスタマーセンターで働いているとします。日常業務はお客様の電話対応で、注文の受付、お客様の不明点の回答、そして電話内容の記録などを業務としています。パソコンは不得意ですが、教えられたとおりに注文処理したり、電話内容を記録することはできます。

ある日、注文処理の間違いからクレームになり、お客様や上司から怒られてしまいました。もうクレームを受けるような仕事をしたくないと思って転職を考えます。

ところがパソコンのスキルもないし、カスタマーセンター以外での経験はないので、転職してもカスタマーセンターの仕事しかできません。他にどんな仕事があって、それが自分にできる仕事なのかどうかも分かりません。こうなるとすぐ転職できそうなのはカスタマーセンターです。

仮に転職先がカスタマーセンターであっても、クレームを受けて怒られたら、また辞めてしまうでしょう。これの繰り返しです。

クレームを受けて怒られたときに必要なことは、忍耐です。怒られたときに多くの人が、辞めたい、もう会社に行きたくない、もう怒られたくない、と思うでしょう。しかしそこで、人よりも耐えていれば、辞めたいと思う人は辞めてしまいます。

そうすると、辞めた人のポジションを任されるようになり、そこから幅広い仕事ができるようになります。

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そうすることで、できる仕事の幅も広がり、少しずつキャリアアップできていきます。

面接時にキャリアアップできる人かどうか見られている

実は転職するとき、前職でキャリアアップしているかどうかは、面接官にとっては結構重要です。ずっと作業者の一員として働いていたのか、もしくは責任ある仕事を任されるようになっていったのか。面接官はそのようなポイントを見ています。

任された仕事だけやっている人は、会社には必要ありません。会社にとって必要な人材は、会社を育ててくれる社員です。任された仕事だけやるならアルバイトで十分。会社はそう考えていることでしょう。

履歴書に「リーダーに昇格」と書けるように、キャリアアップしてから転職することをお勧めします。