「働く環境」が退職理由としてお勧めしない理由

退職理由の1つともなり得る「働く環境」について、深堀したいと思います。

働く環境に不満を抱えている人も多いと思います。例えば、オフィスが僻地にある、昼食を食べるお店がない、昼食を食べるスペースがない、休憩場所がない、社内に喫煙スペースがない、社内が喫煙可で煙たい、古いパソコンしか支給されないなどです。

こちらでも記事にしています。

「働く環境」については、転職したほうがいいケースと、そうではないケースに分かれると思っています。

  • オフィスそのものの環境への不満

オフィス自体の環境に不満がある場合、転職はお勧めしません。なぜならオフィスが移転したり、異動の辞令がでて別のオフィスで働く可能性もでてきます。そうすれば不満が解消する可能性があるからです。具体的には、オフィスが僻地にある、昼食を食べるお店がない、昼食を食べるスペースがない、休憩場所がない、社内に喫煙スペースがないといった不満を抱えているケースです。

もう何十年も同じ事務所だから移転の可能性なんてない、と思う人もいるかもしれません。ですが、会社というものは常に変化するものです。移転はなくても、業績が好調で新規に支店や事務所を開設するというケースもあるのではないでしょうか。また逆に、景気が悪くなって事業縮小ということになれば、場所を移転することもあり得ます。

ですが、それはいつになるか分かりません。会社に変化が訪れるのは何十年も先かもしれませんし、数か月後かもしれません。

今の環境にどの程度我慢できるのか、環境が変わるまで待てるかどうか、自分に問いかけてから決断してみましょう。

  • 会社組織の慣習、風習への不満

会社の中では、悪しき風習があったりします。朝のラジオ体操や、読書感想の発表、社歌を歌うなど、私が聞いたことあるだけでも今の時代に?と思うものも多くありました。割とありがちなのは、古いパソコンしか支給されないということです。パソコンの調子が悪くても、在庫があるからと退職した人のパソコンを割り当てます。でも中古なのでやはり交換のタイミングがはやいんですよね。

このような不満を抱えている場合、私は思い切って転職するほうが良いと考えています。慣習、風習は人に依存していることが多いです。そしてその多くは、経営陣から社員へ浸透させているパターンばかりです。人は簡単には変わらず、この環境を変えようと思うと、経営陣、社員の意識を変えなければいけません。社員数人の小さな会社ならまだしも、あなたにそれができるでしょうか?

ぜひ前向きに転職を考えることをお勧めします。

ちなみに私がこれまで働いてきた会社では、執務スペース内に男女共有のトイレがあるオフィスがあり、音が漏れてしまうので、それが理由で転職しました。環境が変わるのを待つのは耐えられませんでした。

会社側も働きやすい環境をつくることが求められる時代ですので、環境の良い会社はたくさんあります。この記事を読んだみなさんが、環境の良い会社で働けることを切に願っています。