これまでの記事でもお伝えしてきたように、IT業界はとても魅力的です。
まず業界自体がこれからも長く続いていきます。
例えばショップ店員でさえインスタに投稿して宣伝するような時代です。でもこれはIT業界ではなく、ITの知識をつけているというだけです。モノがネットで売れる時代では、リアル店舗を持つという考え方も古くなっていくかと思います。
実際にコロナ禍において、出社せずにリモートワーク中心となったのもIT業界が多かったかと思います。
さて前置きが長くなりましたが、異業種からIT業界へ飛び込むにはどうすればよいかを解説します。
20代のうちは、第二新卒やポテンシャル重視での採用が多くあります。
つまり、スキルや知識は浅いけど、これから仕事を教えて育っていくであろう人材を取り、一人前になれる可能性のある人、将来性のある人を見込んでの採用です。
異業種から転職する場合は、この求人を狙います。
しかしスキルや知識が浅いといっても、パソコンを触ったことがない、ブラインドタッチができないという場合は、採用される可能性が低いといえます。
なぜなら、IT業界ではあって当然のスキルで、本当に基礎の基礎の部分です。さすがにパソコンの使い方を教えるというほど暇ではありません。
現在はオンライン面接を行うこともありますが、スマホで面接に参加していると、パソコンを持っていないのか?基本スキルはあるのか?と心配になるため、少し不利になります。オンライン面接のときはパソコンを使って参加するようにしましょう。
パソコンを持っていなければ、まず購入し、ブラインドタッチできるようになり、面接でも「パソコンの基礎スキルは問題ありません」と主張できるくらいに自信をつけておきましょう。
また、ポテンシャルと重視に応募するのですから、その素養を見せなければいけません。とはいっても、約1時間の面接の中で発揮するのは難しいことです。逆に考えると、ポテンシャルの高い人であっても1時間でアピールすることは難しいといえます。つまり、ポテンシャルがあってもなくても、1時間でどれだけうまくアピールできるのかということになります。
実際に面接をして、採用したいと思った人のポイントをご紹介します。
- 受け答えがしっかりしている
質問に対しての第一声が「はい」「いいえ」で答えられる人は、会話がしやすいです。仕事でもまず結論を先に伝え、なぜそうなったのかという理由を説明するという場面が多くありますし、忙しい上司には結論を先に伝える気遣いができてほしいものです。
また、もし「はい」「いいえ」で答えられない質問にたいしては、「〇〇だからです。なぜなら~」というように、答えを先に回答します。
質問の意味が分からないときは、「〇〇ということでよろしいでしょうか?」と確認します。何となく推測でこたえてしまい、誤った回答をすると、会話のキャッチボールができないと思われてしまいます。
- ポジティブである
これが意外と重要です。仕事をしているとどんな人でも失敗したり、うまくいかないことがあります。それをどう乗り越えるかということが大切です。うまくアピールするには、現職で実際にあった出来事をエピソードにして話すと良いでしょう。
例えば、「コロナ禍で店舗が休業した時期がありました。しかし私はこれをチャンスととらえ、〇〇について勉強し、再び店舗の営業を再開したときに勉強した成果を〇〇で生かすことができました」といった説明です。
エピソードは複数用意しておき、できるだけ多くアピールしましょう。
ときどき、転職理由で現職の会社の不平不満をぶちまける人がいますが、そのような人は転職して不満が出たら乗り越えようとせず転職していく人だと見限るため、採用はしませんので、気を付けてくださいね。